人気のあるオーガニックコットン。
オーガニック・コットンの原料を作り出す綿(アオイ科ワタ属の総称)は多年草である為、3年間農薬を使用されていない農地で栽培されます。
基本的には日本の有機農産物と同じ様な環境です。
ただ、日本ではほぼ綿自体が栽培されていないのと、有機JASの認証制度では食品以外の認証は行われていない為、有機JASマークの入ったオーガニックコットンはありません。
認証はそれぞれの製造国の認証がつくのが一般的です。
通常は綿の栽培には農薬が使用されますが、もともと綿花に残留農薬は多くはありません。
むしろ問題なのは、製品化される過程で使用される化学薬品です。
大量に使われ続けた殺虫剤
1990年代、世界中の綿花生産の為に使われた殺虫剤使用量は、
世界の全殺虫剤使用量の20数パーセントに達していました。
その多くは農薬と殺虫剤と区別されず使用され続けた事も原因でした。
その劣悪な現場で働くのは小さな子供たちが多く、健康面でも負担がかかっています。
その後農薬と殺虫剤と区別することで、その量を17.5パーセントまで減らしてきました。
しかし、世界全耕地のわずか2.5パーセントに対してのその使用量の多さは明らかに突出しています。
肌触りが魅力的です
実はオーガニックコットンの魅力は、
無農薬で栽培された自然な風合いを活かした製造過程にあります。
その風合いを活かす為、極力科学物質を使用していない製品が多くを占めています。
小さなお子様や薬品に敏感な方に人気なのはその為です。
また、農薬を使用せず地球にダメージの少ないエコな製品として流通している、
普通のコットン同様に加工されたオーガニックコットンもあります。
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