アメリカに日本の有機農産物、
有機加工品が『organic』で輸出できることになりました。
3013.10.1
WTOでは『organic』(有機食品)も規制対象となり、同時に交渉対象になります。その国の有機規格と適合性(同等性)が認められた製品でなければ『有機』と表示できません。
アメリカとの同等性の強化?
つまり、交渉の結果『有機食品の同等性』が認められれば他国の有機認証を自国の有機認証と同等として取り扱うことが可能になります。
平成25年9月にこの行程を経て、アメリカと日本で有機食品の同等性が認められました。
元々日本からの有機食品のアメリカへの輸出量はそう多くはありませんでした。今まで日本の有機食品は米国の有機制度National Organic Program (NOP)の審査を受けてアメリカで『organic』の表示をして販売してきました。しかしこれからその審査がいらなくなり、平成26年1月1日より有機農産物と有機加工品はアメリカで『organic』の表示を付けて販売できることになります。
なぜ?今アメリカと…
しかし、ここで気になるのが日本側の発表の仕方。
農林水産省は、アメリカで有機JASの認定を受けた有機農産物と有機加工品が、『organic』と表示して販売できるとだけ発表している点です。
実はアメリカは、以前から有機食品の同等性が認められた国です。
しかし、日本では認可されていない農薬を使用していたりした為に、今まであまり『USDA』(アメリカのオーガニックブランド)マークを発布した製品は販売されてきませんでした。
これを期に一気に押し寄せてくるかも知れません。
アメリカでのオーガニック市場は日本の10倍以上ありますから。